BitZenyはCPUでマイニングすることが可能な珍しい仮想通貨です。高価なGPU、グラフィックボードを必要としないので誰でも簡単にマイニングを始められます。
ただBitZenyばかりマイニングしていると飽きてしまったり、BitZeny以外の仮想通貨も掘ってみたくなるかもしれませんね。そこでおすすめしたいのがアルゴリズムにCryptoNight(クリプトナイト)を採用している仮想通貨です。
CryptoNightは俗にクリナイなどと呼ばれています。Radeon系のGPUが得意とするアルゴリズムですが、CPUでもそれなりに効率良くマイニングすることが可能です。
BitZeny以外の仮想通貨をCPUでマイニングしたい方は、CryptoNight系に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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目次
CryptoNight系の仮想通貨もCPUマイニングが可能
大半の仮想通貨はマイニングにGPU、グラフィックボードを必要とします。しかし採用しているアルゴリズムによってはCPUでもマイニングすることが可能です。
冒頭でも述べたように、CryptoNightはGPUマイニングとCPUマイニングの両方に対応しています。
特にAMD製のRyzen CPUは、GPUと比べても遜色ないレベルのハッシュレートを叩き出すことが可能です。
例えば筆者が所有しているMSI製のグラフィックボード、RX560とRX580はデフォルトの設定のままだとそれぞれ300 hash/sと600 hash/s程度です。対してCPUのRyzen5 1600Xは少し設定を弄るだけで440 hash/sまで向上します。
また同価格帯のRyzenには劣りますが、Intel製のCPUでもマイニングできないことはありません。Core i7クラスの高性能CPUならRyzenと同等のハッシュレートも叩き出せるでしょう。筆者は所有していないので正確な数値までは分かりませんが…
ところでCryptoNightにはこんな特徴もあります。
マイニングで消費する電力が少ない
他のアルゴリズムと比較すると、CryptoNightはマイニングで消費する電力が少ない傾向があります。省エネなアルゴリズムなのです。
消費電力が少ないということは電気代を抑えられますし、発熱量も少なくなります。
まあ冬場の寒い時期は発熱して部屋を暖めてくれるほうが嬉しかったりしますが、消費電力は少ないに越したことはないですよね。電気代が気になるマイナーにとっては非常にありがたい存在です。
ただし、CryptoNight系の代表格とも言える仮想通貨Moneroのマイニングはおすすめしません。
Monero(モネロ)をマイニングしても儲からない
国内の仮想通貨取引所も扱っているMoneroはCryptoNight系の代表格とも言える仮想通貨ですが、これをマイニングすることはおすすめしません。
Moneroは現在Difficulty(diff、採掘難易度)が異常に上昇しているため、マイニングしてもろくに掘れないです。ぶっちゃけた言い方をすれば儲かりません。
ちなみにdiffが上昇している原因については、某国がばらまいているウイルスに感染した大量のパソコンが世界中でマイニングしているから…なんて噂されてたりしますね。本当かどうかは知りませんが。
NiceHash Minerも基本的に儲からない
ちなみにNiceHash MinerはCPUマイニングにも対応していますが、これも基本的におすすめしません。
NiceHash Minerを使用することで間接的にCryptoNightのマイニングが可能ですが、現在はdiffが上昇し過ぎて並のCPUではまともに掘れないというのが通説です。
VEGA 56などハイエンドクラスのグラフィックボードを使用するか、あるいはミドルレンジ以下でも大量のハッシュレートを束ねて掘ることができるなら話は別ですが、CPU単体でマイニングするなら大人しく諦めましょう。。
CPUマイニングで収益を上げたいのであれば、NiceHash Minerには頼らずにMonero以外のCryptoNightをマイニングすることをおすすめします。
海外の仮想通貨取引所に登録しよう
ただMonero以外のCryptoNightとなると、国内の取引所が扱っている銘柄から選ぶことは難しいです。
そもそも国内の取引所は取り扱っている仮想通貨が少な過ぎます。日本発のBitZenyでさえまだ扱っている取引所は皆無ですからね。。
なので、BinanceやCryptopiaといった海外の取引所に登録することをおすすめします。そこでCryptoNightの銘柄を探して、CPUでマイニングしてみましょう。
Cryptopiaが取り扱っている銘柄だとElectroneum(ETN)やSUMOKOIN(SUMO)あたりが有名です。まあ有名と言っても、あくまでも草コインの中では、ですけどね。。
アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)の中でも特に価値がない、あるいはいつ価値がなくなってもおかしくない無名の仮想通貨のこと。
全体的にdiffが上昇してきてはいますが、CPUレベルのハッシュレートでもマイニング可能な銘柄はいくらでも存在します。
それに現時点のレートで採算が合わなかったとしても、将来値上がりして莫大な利益を生み出してくれるかもしれません。投機的ですが、電気代だけで仮想通貨が手に入るのですからリスクはかなり低いです。
稼げる銘柄を見つけたらGPUマイニングも視野に
もしCPUでマイニングしてみて稼げる銘柄を見つけられたら、GPUマイニングも視野に入れても良いかもしれません。CPUとGPUの両方でマイニングすれば採掘量の大幅アップも狙えます。
ただ現在はグラフィックボードが異常に高騰していますし、にもかかわらず品薄で非常に手に入りにくい異様な状況です。投資費用の回収にかかる期間は最低でも半年、長ければ1年以上かかる恐れもあるため、これからGPUマイニングに参入するのはあまりおすすめしません。。
それでもBitZeny以外の仮想通貨をマイニングしてみたいという方は、まずはCryptoNightのCPUマイニングに挑戦してみてはいかがでしょうか。これなら低リスクで始められますし、それで高収益の仮想通貨を見つけられたらグラフィックボードを追加してみると良いでしょう。
まとめ
BitZeny以外にもCPUでマイニング可能な仮想通貨は存在します。アルゴリズムにCryptoNightを採用している仮想通貨なら、GPUとCPUのどちらでもマイニングする事が可能です。
しかしグラフィックボードが高騰している現在、これからGPUマイニングを始めるのはかなりリスキーです。なのでBitZen以外の仮想通貨をマイニングしたいのであれば、CPUでもマイニング可能なCryptoNightを採用している銘柄を探しましょう。
CryptoNight系の仮想通貨をマイニングする方法についてはまた別の記事で取り上げます。。