公式発表からかなり遅れての記事公開となってしまいましたが、昨年12月にGOXしたNiceHashのお話です。盗まれたビットコインについて、GOX以前に未払いの残高があった全ユーザーに払い戻すことが発表されました。
しかし未払い分の全額が一括で払い戻されるわけではなく、まずは2月2日に10%を、残額については今後数か月かけて返済するとのことです。2回目以降の返済予定についてはまだ明らかにされていません。
とりあえず現時点で判明している情報をまとめておきます。
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目次
2018年2月2日から返済プログラムを開始
Repayment program
NiceHash has created the Repayment program scheme for NiceHash internal wallet users and external wallet users that were affected by the security breach. The Repayment program will start on Friday, February 2, 2018, and will initially reimburse 10% of the old balance amount to all users that were impacted by the security breach. NiceHash is committed to periodically repay the remaining amount to all users in the coming months. This means all users will be fully reimbursed, at the same time and under same conditions. Every new part of the reimbursement program will be announced in advance and users will be able to monitor repayment progress. If any user notices he had not received any respective payment, such user should immediately notify NiceHash in order to receive such payment. The old balance will be repaid in Bitcoins (BTC) and not in the fiat value or any other cryptocurrency. Below you can find more detailed information and instructions for internal wallet users and external wallet users.
2018年2月2日、GOXの被害に遭った全ユーザーを対象に盗まれたビットコインを返済するプログラムを開始しました。
the old balanceとはGOXした12月6日までに貯まっていた未払いの残高のことですね。とりあえずこの残高の10%がUnpaid balanceに加算されます。
Unpaid balanceに加算ということは、直接ウォレットに払い出されるわけではありません。特に外部ウォレットを利用しているユーザーの場合、現在の最低支払額は原則0.1 BTCなので注意してください。
今回の発表では外部ウォレットの払い出し条件が適用されて0.01 BTCから外部ウォレットに入金すると書かれていますが、これはIrregular scheduleのはずなので実際に払い出されるタイミングは不定期、不明なはずなんですよね。まあビットコインが暴落してる今なら送金手数料もそれほど負担にならないでしょうから、普通に0.01 BTCで払い出される可能性も高そうですが…
一方でNiceHashに登録して内部ウォレットを利用しているユーザーの場合、ダッシュボードのEnter repayment programをクリックして返済プログラムに登録する必要があるようです。
払い戻されたのは朗報…?
払い戻されるだけまだマシじゃないかという気もしますが、現在あらゆる仮想通貨が絶賛大暴落中ですからね…ビットコインもGOX当時の半額程度まで値下がりしてしまっているので、今頃になって払い出されてもあまり嬉しくありません。むしろ草コインマイナーとなった今では倒産してくれたほうが嬉しいまであります。
しかも筆者は外部ウォレットで利用していたので、0.01 BTC貯めて払い出されたところで5%もの手数料を引かれるんですよね。初回の払い戻し額が0.65562 mBTCなので、返済された分がほぼそのまま手数料として消えてしまいます。これなら持ち逃げされたのとあまり変わらなくない…?
ちなみに記事公開時点では現地はまだ2日だと思いますが、ステータスを確認してみるとUnpaid balanceに変化はないものの、一応払い出す準備には入っているようです。
とりあえずBitZeny以外の草コインのマイニングを止めてNiceHash Minerでハッシュパワー売りを再開しましたが、何のためにマイニングしてるのか分からなくなってきますね…もしかして、いやもしかしなくても全額返済されるまでは払い出されないように放置しておくほうが正しい…?
しかし今は他に掘ろうという気になれるコインがないのも事実…報酬は減少してもDiffは下がらないどころか上昇する一方なので、仕方ないと言えば仕方ないのですが。。
BitZenyはZNY建てで見ればかなり良い感じで掘れているんですけどね。昨日は一時4円台に落ちていましたが、日付が変わったあたりから高騰し始めているのでこのまま頑張って伸びていってほしいです(切実)。