BitZenyをマイニングするために必要なソフト、マイナーはBitZenyの公式サイトで公開されていますが、実は公式マイナー以外でもマイニングすることは可能です。
ただしマイナーと呼ばれているソフトならどれでも良いというわけではありません。マイニングしたい仮想通貨のアルゴリズムに対応しているマイナーのみが使用できます。
BitZenyの場合はYescrypt 0.5というやや特殊なアルゴリズムを採用していることあって対応しているマイナーは非常に少ないですが、今回紹介するZNYminerは名前の通りBitZenyのマイニングに対応しているマイナーです。
ZNYminerが優れている点は公式マイナーよりも高いハッシュレートが出やすいということ。ハッシュレートが高いということは、掘れるBitZenyの量が増えて稼ぎやすくなります。
参考までにZNYminerの使い方と、実際に利用してみた結果を簡単にまとめておきました。
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目次
ZNYminerでBitZenyをマイニング
ZNYminerはmacchky氏のGitHubで公開されていて誰でもダウンロードすることが可能です。記事公開時点の最新バージョンは2.6.0となっています。
使い方は公式マイナーとまったく同じで、メモ帳などのテキストエディタで下記のようなbatファイルを作成して実行すればOKです。
minerd260.exe -a yescrypt -o stratum+tcp://jp.lapool.me:4141 -u Weblogin.WorkerName -p WorkerPassword
プールアドレスは各自が利用するプールやCPUのスペックに応じて書き換えてください。またexeファイルの名前が公式マイナーとは異なっている点にも要注意です。
公式マイナーと比べてハッシュレートが約10%アップ
実際にZNYminerでマイニングしてみたところ、Core i5-7200Uを搭載しているZenBook 3だとハッシュレートは1.72 khash/sを叩き出しました。公式マイナーと比べると実に約10%アップです。
筆者の環境における公式マイナーのハッシュレートは下記の記事で公開しています。
参考:BitZenyをCPUでマイニングする方法やソフトの設定方法を解説
一方でGPUを6枚挿してマイニングしているRyzen5 1600Xのリグだと5 khash/sをギリギリ超える程度で、大きな変化は見られませんでした。GPUのマイナーを止めればもっと良い数字が出るのかもしれませんが、そこまでしてBitZenyのハッシュレートを高くする意味はないので試していません。。
ただハッシュレートが改善するかどうか、またどれくらいアップするのかは各々のパーツ構成や環境によって変わってくるでしょうから、RyzenだとZNYminerを使用してもハッシュレートは改善しない…と一概には言えないです。
もっともRyzen系統のCPUは、アルゴリズムがCryptoNightの仮想通貨でもそれなりにハッシュレートを出せるため、思うように掘れなければBitZeny以外のマイニングに挑戦してみるのも良いと思います。
非公式マイナー利用時の注意点
なお非公式マイナーを利用する際の注意点ですが、中には悪意を持って作成されたプログラムも存在します。
マイナーを実行したらウイルスに感染したり、あるいはマイニングした報酬が誰か知らない人のウォレットに送り続けられていた…なんてことも考えられるので、評判などを調べた上で各自自己責任で利用してください。。
まとめ
ZNYminerを使用すれば公式マイナーよりもハッシュレートが高くなり、BitZenyのマイニング効率が良くなりました。
筆者の環境ではRyzenだと誤差程度の変化しかありませんでしたが、Core i5-7200Uは約10%も改善したのでCPUによってはもっと大幅に向上するかもしれませんね。
非公式マイナーにはリスクが潜んでいることも忘れてはいけませんが、BitZenyのハッシュレートを高めたい方はZNYminerを試してみてはいかがでしょうか。